低カリウム野菜の屋外栽培 その2

2017年6月26日(月)

低カリウム化栽培も、そろそろ栽培も終盤にさしかかってきました。種を蒔いておいた方は、大きくなってきました。こちらの苗も、そろそろ低カリウム化栽培に移行してみましょう。

先ず、カリウムがたっぷり入った通常栽培培地から、カリウムが含まれない低カリウム化培地へ移植します。柔らかい培養土なので、手で簡単に掻き出せます。根を傷めないように、注意して、根っこごと掻き出してください。

根っこに付いた培養土を洗い流します。根を傷めないように、優しく水洗いしてください。先ずは、大まかに培養土を洗い流しましょう。

この時、育ちが悪い苗や、根や葉が傷んだ苗は捨ててしまいましょう。根が長く、葉っぱが大きい苗だけ選び出します。

選んだ苗の根っこを、さらに綺麗に水洗いします。

バーミキュライトとパーライトを入れて、水をよく含ませた培地が入ったプランターです。必ず、新しいバーミキュライトとパーライトを使ってください。使い古しの培地には、カリウムが含まれているので、低カリウム化しなくなりますので、ご注意ください。

培地に苗を植えていきます。1株が、結構、大きくなるので、隙間をあけて植えましょう。

この培地には、養分が含まれていないので、低カリウム化養液の素を水に溶かして、培地に与えます。

養液の素の袋の中に、養液成分が残らないように、全部、使ってください。少量の水を養液の素の袋に入れて、溶かしてかき出してください。

低カリウム化養液を培養土に振りかけて完成です。夏場は、直射を避けて、明るい日陰に置いておきましょう。2週間ほどで、収穫できます。

注意

低カリウム化栽培中に、根っこがプランターの底から伸びだして、地面に到達して地中のカリウムを吸収する場合があります。プランターを地面の上に置く場合には、根っこが地面に入り込まないように、プランターの下にビニールシートを敷いて下さい。